鹿児島大学農学部附属演習林
概要
鹿児島大学の前身である国立鹿児島高等農林学校に、1909年12月高隈演習林及び佐多演習林が設置される。 1949年5月の学制改革を経て、鹿児島大学農学部附属施設となり現在に至る。 両演習林の他に学内苗畑、唐湊林園、桜島溶岩実験場の付属地を保有管理している。
教育
高隅演習林では、1年を通じて多くの学生が演習林に泊まり込み、集団生活を経験しながら実習を行います。森林科学コースの学生は、およそ1週間単位の実習を卒業までに5~8回受講します。
研究
高隈演習林では、スギ人工林の育林技術と生産システム、天然林と動物の生態、森林と水に関する長期モニタリング、森林環境教育プログラムなど、また桜島溶岩実験場ではマツ枯れに関する研究などが行われています。
社会貢献
森林環境教育(1999年~)
名物の沢登りは絶品。毎年数百人が水しぶきを楽しんでいます。森あそび、きこり体験、夏キャンプを通じて、自然のしくみに触れることができます。指導者育成や、地元の自然学校との企画も実施中。
林業技術者養成(2007年~)
1,000haの人工林と設備を駆使したプロ向け講座を、全国に先駆けて実施。国産材供給地の九州で、新しい時代の林業親方を育てています。
フィールドの位置
フィールド紹介
高隈(たかくま)演習林(3,062ha)
- 人工林 1,135ha(37%)
- 戦前の造林地が比較的多い(人工林の24%)
- 天然林は主に照葉樹二次林です。
- 錦江湾(姶良カルデラ外壁部分)に沿った山地で、火山灰や軽石が堆積しています。
- 串良川の源流域。
891-2101 鹿児島県垂水市海潟3237
電話番号 0994-32-6329
FAX番号 0994-32-7665
- 技術職員5名による素材生産 1,500m3/年。
桜島 溶岩実験場(37ha)
大正3年(1914年)の大爆発でできた溶岩台地。100年後の今ではクロマツ林への遷移が観察できます。鹿児島市の対岸すぐにある。
890-1419 鹿児島県鹿児島市桜島町横山字鶴崎1722-2
佐多 演習林(299ha)
九州の最南端にあり、東西を海に囲まれる。亜熱帯樹の混成する林相。
893-2603 鹿児島県肝属郡佐多町大字馬籠349
詳細情報
ウェブサイト
鹿児島大学農学部附属演習林
http://ace1.agri.kagoshima-u.ac.jp/~takakuma/
住所および連絡先
- | 住所 | お問い合せ |
---|---|---|
本部 | 890-0065 鹿児島県鹿児島市郡元1丁目21-24 |
電話番号 099-285-8744 FAX番号 099-285-8745 |
学内苗畑 | 890-0065 鹿児島県鹿児島市郡元1丁目21-24 |
電話番号 - |
唐湊実験林 | 890-0081 鹿児島県鹿児島市唐湊3丁目1141 |
電話番号 - |
垂水育苗実験地 | 890-2112 鹿児島県垂水市本城港平3975-1 |
電話番号 - |