森林管理技術賞
第11回(2009年)
第11回森林管理技術賞 受賞者(7人)
後列左から、桝本氏、大屋氏、梶川氏、藤井氏、安里氏
前列左から、千島氏、佐藤会長(北海道大学)、小野寺副会長(山形大学)、斎藤氏
桝本 浩志(マスモト ヒロシ)氏 (北海道大学)
[受賞理由]和歌山研究林におけるスギ人工造林地の複相林施業の技術開発および技術職員と林業技能補佐員への技術の伝承に貢献した。和歌山・天塩両研究林における林道新設・維持管理を通して教育・研究基盤の整備および研究林の管理運営に多大な貢献をした。
斎藤 勇夫(サイトウ イサオ)氏 (宇都宮大学)
[受賞理由]樹木医、森林インストラクター資格の取得など自己研鑽に努めると共に高度な森林・林業技能の伝承に貢献した。多年にわたり気象観測資料の収集など学術的な研究材料を提供するとともに、森林環境教育、森林・林業の普及、研究基盤の整備などに貢献した。
大屋 一美(オオヤ カズミ)氏 (東京大学)
[受賞理由]北海道演習林における人工林の育成、林分施業法における天然林施業技術の開発および教育・研究フィールドとしての北海道演習林の育成管理に貢献した。北海道における人工林、天然林を対象とした施業技術を伝承した。
千島 茂(チシマ シゲル)氏 (東京大学)
[受賞理由]富士演習林の多様な用途を持つ新しい保健休養林「Base FACE」の整備に貢献した。多年にわたり森林育成管理、作業道等の基盤整備、実習補助、研究資料の収集・提供、保健体育施設の維持管理など多様な業務に多大な貢献をした。
梶川 泰知(カジカワ タイチ)氏 (静岡大学)
[受賞理由]冷温帯ブナ天然林の更新施業試験地、スギ帯状二段林施業地、大径材生産保育試験地の設定など造林施業試験に多大な貢献をした。多年にわたり学生実習における樹木観察指導に中心的な役割を果し学生実習宿舎の維持管理と環境整備に多大な貢献をした。
藤井 弘明(フジイ ヒロアキ)氏 (京都大学)
[受賞理由]京大フィールド研の研究の中核となる森林生態系のモニタリングサイトの設定と観測体制の整備に多大な貢献をした。多数の資格と豊富な実務経験をもとに高度な森林管理技術の若手技術職員への伝承などに多大な貢献をした。
安里 昌弘(アサト マサヒロ)氏 (琉球大学)
[受賞理由]森林土壌学の実験・分析、樹木学の植物同定、作業機械の操作など高度な林業的技能の伝承に貢献した。内外の大学・研究機関から要望のある学術的な研究材料の採取・整理・提供および都市林研究園における教育・研究基盤の整備に多大な貢献をした。