森林管理技術賞
第10回(2008年)
第10回森林管理技術賞 受賞者(5人)
左から、小野寺副会長(山形大学)、小宮氏、松原氏、今安氏、秋田氏、岡村氏、佐藤会長(北海道大学)
小宮 圭示(コミヤ ケイジ)氏 (北海道大学)
[受賞理由]コンピュータを活用した森林情報システムの開発に成果を上げ、日常業務の大幅な省力化を実現し、インターネットによる研究林試験・研究情報の積極的な外部公開に目覚ましい貢献をした。
岡村 行治(オカムラ コウジ)氏 (東京大学)
[受賞理由]東京大学北海道演習林の教育・研究基盤として重要な大面積長期生態系プロットの設定に多大な貢献をし、同演習林の基幹をなす林分施業法を推進する上で不可欠な後継樹の保続的生産と造林、林産物評価ならびに販売価格の向上に大いに貢献した。
秋田 豊(アキタ ユタカ)氏 (京都大学)
[受賞理由]マツノザイセンチュウによる枯死に対する系統別抵抗性の把握およびマツノマダラカミキリの羽化消長の特徴に関する研究、照葉樹林植生の維持と生態的特性把握の研究、高齢ヒノキ林のヒワダ供給林としての保育手法策定と技能伝承の場の提供に大いに貢献した。
松原 研一(マツバラ ケンイチ)氏 (鳥取大学)
[受賞理由]技術職員のリーダーとして各種の技術的資格を取得し、多年にわたり健全な森林生態系の維持管理と教育研究林の発展に努め、学生実習における技術指導や地域の子どもたちの森林教室、林業体験学習の講師として林業技能の伝承や環境教育に多大な貢献をした。
今安 清光(イマヤス キヨミツ)氏 (高知大学)
[受賞理由]林業に関するほとんどの免許・資格を取得し、後進および農業高校林業科教員への技術指導や、気象を初めとする各種試験研究データの収集と保存、各種の試験地の造成・管理を通じて教育・研究基盤の整備に多大の貢献をした。